夏目漱石 『それから』 その時旅宿の二丁程手前で、突然後から長井直記どのと呼び懸けられた。 伯父は振り向きもせず、やはり傘を差したまま、旅宿の戸口まで来て、格子を開けて中へ這入た。 そうして格子をぴしゃりと締めて、中から、長井直記は拙者だ。 夏目漱石の名言・名文を読む 用例を検索する → シェア