私のような、おいぼれは、いくところがないから、しかたなしにこんな薬くさい、陰気なところにいるけれど、私だって、若ければ、一日だってがまんできやしない。
と、老婆は、もっともらしくまくしたてました。
けれど、お竹は、少年がなんというだろうかと、その方を見ましたが、老婆とは、かねて知り合いとみえて、だまっていたので、いまさらこの病院に未練のあるはずがなし、その日のうちに、暇をとって出ることにしました。
私のような、おいぼれは、いくところがないから、しかたなしにこんな薬くさい、陰気なところにいるけれど、私だって、若ければ、一日だってがまんできやしない。
と、老婆は、もっともらしくまくしたてました。
けれど、お竹は、少年がなんというだろうかと、その方を見ましたが、老婆とは、かねて知り合いとみえて、だまっていたので、いまさらこの病院に未練のあるはずがなし、その日のうちに、暇をとって出ることにしました。