小川未明 『どこかで呼ぶような』 風のない、おだやかな空は、どんよりとうるんで、足もとの枯れ草は、ふかふかとして、日の光にあたたまっていました。 その太陽のにおいをなつかしむように、わたくしは、ごろりとからだをなげだしました。 ペスも、かたわらへ、前足をのばして、うずくまりました。 小川未明の名言・名文を読む 用例を検索する → シェア