小川未明 『どこかに生きながら』 母ねこは、べつに心当たりもなかったから、子供を口にぶらさげたままふたたび町の方へ引っ返したのです。 秋も末のころで、町の中は、いたって静かでした。 その日は、風もなく、青い空から、太陽が、あたたかに、家々の屋根を照らしていました。 小川未明の名言・名文を読む 用例を検索する → シェア