その苦労は、けっして、すこしのことでなかった。
いかに気が急いても、なにか見つからなければ、空しくは、帰れなかったのでした。
そのうち、塀をかき上る、するどいつめ音がすると、子ねこは、母ねこが帰ったのを知り、つづけさまにないて、ひさしの下から顔を出すのでした。
その苦労は、けっして、すこしのことでなかった。
いかに気が急いても、なにか見つからなければ、空しくは、帰れなかったのでした。
そのうち、塀をかき上る、するどいつめ音がすると、子ねこは、母ねこが帰ったのを知り、つづけさまにないて、ひさしの下から顔を出すのでした。