夏目漱石 『それから』 けれども音は依然として頭の中へ響いて来る。 その音を聞きながら、つい、うとうとする間に、凡ての外の意識は、全く暗窖の裡に降下した。 が、ただ独り夜を縫うミシンの針だけが刻み足に頭の中を断えず通っていた事を自覚していた。 夏目漱石の名言・名文を読む 用例を検索する → シェア