要するに文芸にはまるで無頓着でかつ驚ろくべき無識であるが、尊敬と軽蔑以上に立って平気で聞くんだから、代助も返事がし易い。
こう云う兄と差し向いで話をしていると、刺激の乏しい代りには、灰汁がなくって、気楽で好い。
ただ朝から晩まで出歩いているから滅多に捕まえる事が出来ない。
要するに文芸にはまるで無頓着でかつ驚ろくべき無識であるが、尊敬と軽蔑以上に立って平気で聞くんだから、代助も返事がし易い。
こう云う兄と差し向いで話をしていると、刺激の乏しい代りには、灰汁がなくって、気楽で好い。
ただ朝から晩まで出歩いているから滅多に捕まえる事が出来ない。