小川未明
上等兵小野清作は、陸軍病院の手厚い治療で、腕の傷口もすっかりなおれば、このごろは義手を用いてなに不自由なく仕事ができるようになりました。
ちょうどそのころ、兵免令が降ったので、彼はひとまず知り合いの家におちついて、いよいよ故郷へ帰ることにしたのであります。
小川未明
上等兵小野清作は、陸軍病院の手厚い治療で、腕の傷口もすっかりなおれば、このごろは義手を用いてなに不自由なく仕事ができるようになりました。
ちょうどそのころ、兵免令が降ったので、彼はひとまず知り合いの家におちついて、いよいよ故郷へ帰ることにしたのであります。