みんなが今度の聖戦は、東洋永遠の平和のために、じゃまになるものは、いっさいをのぞくのであるから、簡単にいくわけがなく、戦線と銃後を問わず、心を一つにして、ともに苦しみ、相助け合い、最後の勝利を得るまでは、戦わなければならぬということを、よく知っているからでした。
自分の体でできることなら、清作さんは、どんな仕事でも喜んでする決心でありましたが、さいわいに、村の産業組合に適当な勤め口があって、採用されたので、いよいよこれから銃後にて、お国のために余生を捧げることにしたのです。
やがて、三月の季節となりました。