やがて着物を着換えて、誠太郎を送りながら表へ出て、自分は平岡の家を訪ねた。
平岡の家は、この十数年来の物価騰貴に伴れて、中流社会が次第々々に切り詰められて行く有様を、住宅の上に善く代表した、尤も粗悪な見苦しき構えであった。
とくに代助にはそう見えた。
やがて着物を着換えて、誠太郎を送りながら表へ出て、自分は平岡の家を訪ねた。
平岡の家は、この十数年来の物価騰貴に伴れて、中流社会が次第々々に切り詰められて行く有様を、住宅の上に善く代表した、尤も粗悪な見苦しき構えであった。
とくに代助にはそう見えた。