外は暗くなって、ただ町の燈火が星のように、きらきらしているばかりです。
彼は、いつも帰る時分に、晴れた空にくっきりと浮かび出た、国境の山々の姿を見るのが、なによりの楽しみだったのです。
人のめったにいかない清浄な山の頂や、そこに生えて、風に吹かれている林の景色などを考えるだけでも、一日の疲れを忘れるような気がしました。
外は暗くなって、ただ町の燈火が星のように、きらきらしているばかりです。
彼は、いつも帰る時分に、晴れた空にくっきりと浮かび出た、国境の山々の姿を見るのが、なによりの楽しみだったのです。
人のめったにいかない清浄な山の頂や、そこに生えて、風に吹かれている林の景色などを考えるだけでも、一日の疲れを忘れるような気がしました。