秀吉はふと目をさますと、兄をおこさないようにそっと床からぬけだして、犬小屋へいってみました。
中はがらんとして空だったので、せっかくわすれた悲しみが、また新しく全身をしめつけました。
しばらく、なきだしたくなるのをこらえて立っていると、遠く石をころがすような海の鳴り音がきこえました。
秀吉はふと目をさますと、兄をおこさないようにそっと床からぬけだして、犬小屋へいってみました。
中はがらんとして空だったので、せっかくわすれた悲しみが、また新しく全身をしめつけました。
しばらく、なきだしたくなるのをこらえて立っていると、遠く石をころがすような海の鳴り音がきこえました。