此所が私にとって、文芸の二者が分岐する道であると思われるのである。
即ち一は此の生活の根柢の何であるかを問わず、只管に日常生活の中に経験と感覚とを求めて自我の充実を希い、一は色彩的な、音楽的な生活の壊滅、死に対する堪えがたき苦悶を訴えんとする二つが出て来ると思う。
そして其れ等の何れの芸術に於ても此を一貫するものは誠実であると思う。
此所が私にとって、文芸の二者が分岐する道であると思われるのである。
即ち一は此の生活の根柢の何であるかを問わず、只管に日常生活の中に経験と感覚とを求めて自我の充実を希い、一は色彩的な、音楽的な生活の壊滅、死に対する堪えがたき苦悶を訴えんとする二つが出て来ると思う。
そして其れ等の何れの芸術に於ても此を一貫するものは誠実であると思う。