小川未明 『舞子より須磨へ』 海は程近くあるということだけが、空の色、松風の音で分るが、まだ海の姿は見えなかった。 私は、松並木のある、長い通りを往ったり、来たりして、何の宿屋に泊ろうかと思った。 ちょうど、一軒の一品料理店の前に、赤い旗が下っていた。 小川未明の名言・名文を読む 用例を検索する → シェア