故に、各派の芸術が主張する、主義、態度、即ち人生の批評に関しては容易に善悪を判ずることが出来ないばかりか、何人と雖も、少くも既に主義となって形成せられた現在の文芸の主義に対して、根本的に其の主義の善悪を言うことは間違っている。
其の批評家には、未だ其れを言うだけの権威と資格が足りないと思う。
理想主義、自然主義、享楽主義、等に関し、我が文壇の批評家は、今迄世間に現われている其れ等の作の効果を以て、其の主義の根本の主張、及び人生観に関して是非するには尚お早い。
故に、各派の芸術が主張する、主義、態度、即ち人生の批評に関しては容易に善悪を判ずることが出来ないばかりか、何人と雖も、少くも既に主義となって形成せられた現在の文芸の主義に対して、根本的に其の主義の善悪を言うことは間違っている。
其の批評家には、未だ其れを言うだけの権威と資格が足りないと思う。
理想主義、自然主義、享楽主義、等に関し、我が文壇の批評家は、今迄世間に現われている其れ等の作の効果を以て、其の主義の根本の主張、及び人生観に関して是非するには尚お早い。