これは、私にとって、特殊的な場合でありますが、長男は、来年小学校を出るのですが、図画、唱歌、手工、こうしたものは自からも好み、天分も、その方にはあるのですが、何にしても、数学、地理、歴史というような、与えられたる事実を記憶したりする学課はてんで駄目で、いまから中学へはいられるか気遣かっています。
たとえはいれたにしても、この後数年間、それ等の学課のために苦しみつゞけるであろうと思うと、果して、こうした学校へいれる方がいゝかどうかと迷わせられているのであります。
個性を尊重しなければならぬのは、たとえ、集団的生活に於て、組織が主とされても、所詮、創造は、個人の天分に待たなければならないからです。