小川未明 『月と海豹』 その時分は、青かった海の色が、いま銀色になっているのを見ても、また、体に降りかかる白雪を見ても、悲しみの心をそそったのであります。 風は、ひゅう、ひゅうと音を立てて吹いていました。 海豹はこの風に向かっても、訴えずにはいられなかったのです。 小川未明の名言・名文を読む 用例を検索する → シェア