小川未明 『月と海豹』 其の夜から、月はどうかして、このあわれな海豹をなぐさめてやりたいものと思いました。 ある夜、月は灰色の海の上を見下ろしながら、あの海豹は、どうしたであろうと思い、空の路を急ぎつつあったのです。 やはり風が寒く、雪は低く氷山を掠めて飛んでいました。 小川未明の名言・名文を読む 用例を検索する → シェア