夏目漱石 『それから』 生暖かい風の吹く日であった。 曇った天気が何時までも無精に空に引掛って、中々暮れそうにない四時過から家を出て、兄の宅まで電車で行った。 青山御所の少し手前まで来ると、電車の左側を父と兄が綱曳で急がして通った。 夏目漱石の名言・名文を読む 用例を検索する → シェア