曇った天気が何時までも無精に空に引掛って、中々暮れそうにない四時過から家を出て、兄の宅まで電車で行った。
青山御所の少し手前まで来ると、電車の左側を父と兄が綱曳で急がして通った。
挨拶をする暇もないうちに擦れ違ったから、向うは元より気が付かずに過ぎ去った。
曇った天気が何時までも無精に空に引掛って、中々暮れそうにない四時過から家を出て、兄の宅まで電車で行った。
青山御所の少し手前まで来ると、電車の左側を父と兄が綱曳で急がして通った。
挨拶をする暇もないうちに擦れ違ったから、向うは元より気が付かずに過ぎ去った。