公園の花壇は霜枯れがしていて、いまは赤く咲いている花もありませんでした。
けれど、黒いやわらかな土からは、来年さく草花の芽が、もうぷつぷつとみどり色に頭を見せていたのです。
公園を出るとき、おはるはもういちどふりむいて、あのルンペンのような男を見ました。
公園の花壇は霜枯れがしていて、いまは赤く咲いている花もありませんでした。
けれど、黒いやわらかな土からは、来年さく草花の芽が、もうぷつぷつとみどり色に頭を見せていたのです。
公園を出るとき、おはるはもういちどふりむいて、あのルンペンのような男を見ました。