夏目漱石 『それから』 そうして尾を揺かした。 入口の書生部屋を覗き込んで、敷居の上に立ちながら、二言三言愛嬌を云った後、すぐ西洋間の方へ来て、戸を開けると、嫂がピヤノの前に腰を掛けて両手を動かしていた。 その傍に縫子が袖の長い着物を着て、例の髪を肩まで掛けて立っていた。 夏目漱石の名言・名文を読む 用例を検索する → シェア