認められたいばかりでなしに、地平線の遠方を見たかったからです。
一年はたち、また一年はたつというふうに過ぎてゆきました。
そして、この松の木が、すこしばかり根もとの地の上に、自分の小枝の影が造られるほどになったとき、その存在を認めてくれたのは、空をゆく雲でもなければまた小鳥たちでもありませんでした。
認められたいばかりでなしに、地平線の遠方を見たかったからです。
一年はたち、また一年はたつというふうに過ぎてゆきました。
そして、この松の木が、すこしばかり根もとの地の上に、自分の小枝の影が造られるほどになったとき、その存在を認めてくれたのは、空をゆく雲でもなければまた小鳥たちでもありませんでした。