けれども、徒手で行くのが面白くないんで、そのうちの事と腹の中で料簡を定めて、日々読書に耽って四五日過した。
不思議な事にその後例の金の件に就いては、平岡からも三千代からも何とも云って来なかった。
代助は心のうちに、あるいは三千代が又一人で返事を聞きに来る事もあるだろうと、実は心待に待っていたのだが、その甲斐はなかった。
けれども、徒手で行くのが面白くないんで、そのうちの事と腹の中で料簡を定めて、日々読書に耽って四五日過した。
不思議な事にその後例の金の件に就いては、平岡からも三千代からも何とも云って来なかった。
代助は心のうちに、あるいは三千代が又一人で返事を聞きに来る事もあるだろうと、実は心待に待っていたのだが、その甲斐はなかった。