けれども外の人に聞くと、寺尾ももう陥落するだろうと云う評判であった。
大変露西亜ものが好で、ことに人が名前を知らない作家が好で、なけなしの銭を工面しては新刊物を買うのが道楽であった。
あまり気燄が高かった時、代助が、文学者も恐露病に罹ってるうちはまだ駄目だ。
けれども外の人に聞くと、寺尾ももう陥落するだろうと云う評判であった。
大変露西亜ものが好で、ことに人が名前を知らない作家が好で、なけなしの銭を工面しては新刊物を買うのが道楽であった。
あまり気燄が高かった時、代助が、文学者も恐露病に罹ってるうちはまだ駄目だ。