すると寺尾は真面目な顔をして、戦争は何時でもするが、日露戦争後の日本の様に往生しちゃつまらんじゃないか。
やっぱり恐露病に罹ってる方が、卑怯でも安全だ、と答えてやっぱり露西亜文学を鼓吹していた。
玄関から座敷へ通って見ると、寺尾は真中へ一閑張の机を据えて、頭痛がすると云って鉢巻をして、腕まくりで、帝国文学の原稿を書いていた。
すると寺尾は真面目な顔をして、戦争は何時でもするが、日露戦争後の日本の様に往生しちゃつまらんじゃないか。
やっぱり恐露病に罹ってる方が、卑怯でも安全だ、と答えてやっぱり露西亜文学を鼓吹していた。
玄関から座敷へ通って見ると、寺尾は真中へ一閑張の机を据えて、頭痛がすると云って鉢巻をして、腕まくりで、帝国文学の原稿を書いていた。