「飛んでいった僕のたこを拾ったのだと思うよ。
と、年郎くんは、自分の上がらない西洋だこのことなど忘れてしまって、ただ熱心によく上がっている六角だこを見つめていました。
そして、このあいだ、糸が切れて、飛んでいったたこは、とうとう追いつかれなくて、町の方へ落ちてしまったのを思い出していました。
「飛んでいった僕のたこを拾ったのだと思うよ。
と、年郎くんは、自分の上がらない西洋だこのことなど忘れてしまって、ただ熱心によく上がっている六角だこを見つめていました。
そして、このあいだ、糸が切れて、飛んでいったたこは、とうとう追いつかれなくて、町の方へ落ちてしまったのを思い出していました。