「あ、いる。
と、誠さんは、その木の下に立って見上げました。
そこには、かぶと虫のほかに、さいかちがいたし、また大きなありが動いていたし、しかもすこしはなれたところに、姉さんの欲しがっていた玉虫がとまっていて、それらを護衛するように、すずめばちが、怖ろしい目をして、あたりをきょろきょろながめていたのです。
「あ、いる。
と、誠さんは、その木の下に立って見上げました。
そこには、かぶと虫のほかに、さいかちがいたし、また大きなありが動いていたし、しかもすこしはなれたところに、姉さんの欲しがっていた玉虫がとまっていて、それらを護衛するように、すずめばちが、怖ろしい目をして、あたりをきょろきょろながめていたのです。