けれど、からすは、羽根のいったことが耳に入らなかったように遠方の森の中へ飛んできて、いちばん高い木の頂にあった、自分の巣の中へ持ってきました。
羽根は、生まれてからこんな高いところへ上がったのは、はじめてです。
東京にいる時分、羽子板で打たれて、空へ舞い上がるたびに、もっと、もっと高く、あの茜色の美しい空へ上がることができたらと、高いところにあこがれたことがありました。
けれど、からすは、羽根のいったことが耳に入らなかったように遠方の森の中へ飛んできて、いちばん高い木の頂にあった、自分の巣の中へ持ってきました。
羽根は、生まれてからこんな高いところへ上がったのは、はじめてです。
東京にいる時分、羽子板で打たれて、空へ舞い上がるたびに、もっと、もっと高く、あの茜色の美しい空へ上がることができたらと、高いところにあこがれたことがありました。