東京にいる時分、羽子板で打たれて、空へ舞い上がるたびに、もっと、もっと高く、あの茜色の美しい空へ上がることができたらと、高いところにあこがれたことがありました。
いま、その望みがかなったけれど、あまりにもさびしいのです。
羽根は、木の頂から、四方の景色をながめていました。
東京にいる時分、羽子板で打たれて、空へ舞い上がるたびに、もっと、もっと高く、あの茜色の美しい空へ上がることができたらと、高いところにあこがれたことがありました。
いま、その望みがかなったけれど、あまりにもさびしいのです。
羽根は、木の頂から、四方の景色をながめていました。