最後に年ちゃんの大事にしておいた、青いおはじきも、また、正ちゃんの持っていた銀杏の実も、すっかり少年に取られてしまって、少年は、ただ借りた四個だけをアスファルトの上へ残して、あとのさらった分をポケットに入れると、
「さようなら。
といって、さっさといってしまいました。
最後に年ちゃんの大事にしておいた、青いおはじきも、また、正ちゃんの持っていた銀杏の実も、すっかり少年に取られてしまって、少年は、ただ借りた四個だけをアスファルトの上へ残して、あとのさらった分をポケットに入れると、
「さようなら。
といって、さっさといってしまいました。