しかし、その朗らかに、歌う声だけはきこえてきました。
ほおじろは、先刻から、同じ田の畦道に立っているはんのきにとまって、あたりを見まわしながら、くわを取る百姓に、すきを引く牛に、馬に、勇気と、自由の精神をふるいたたせようとさえずっていたのです。
それは、白い雲の、あわただしく流れる日でした。
しかし、その朗らかに、歌う声だけはきこえてきました。
ほおじろは、先刻から、同じ田の畦道に立っているはんのきにとまって、あたりを見まわしながら、くわを取る百姓に、すきを引く牛に、馬に、勇気と、自由の精神をふるいたたせようとさえずっていたのです。
それは、白い雲の、あわただしく流れる日でした。