朝早くから仕事にかかり、夜おそくなるまでしても、きめてある数までは、容易にできなかった。
それに、まだ慣れないうちは、糊がよくついていないといって、問屋に持っていってから、母は、小言を聞かされて、しおしおと帰ってきたこともあります。
そのときのようすなどが目にうつると、日ごろから、一つの風船球にも、貧しい人たちの並ならぬ労力が、かかっていると思った。
朝早くから仕事にかかり、夜おそくなるまでしても、きめてある数までは、容易にできなかった。
それに、まだ慣れないうちは、糊がよくついていないといって、問屋に持っていってから、母は、小言を聞かされて、しおしおと帰ってきたこともあります。
そのときのようすなどが目にうつると、日ごろから、一つの風船球にも、貧しい人たちの並ならぬ労力が、かかっていると思った。