小川未明 『南方物語』 この船に乗っている三人のものは、たがいに顔を見合って、ため息をつきました。 生も、死も、運命にまかせるよりほかに、みちがなかったからです。 ふしぎに船は、くつがえりもせず、波にゆられて風のまにまに、すでに幾日となく海の上をただよっていました。 小川未明の名言・名文を読む 用例を検索する → シェア