従って自己全体の活動を挙げて、これを方便の具に使用するものは、自ら自己存在の目的を破壊したも同然である。
だから、代助は今日まで、自分の脳裏に願望、嗜欲が起るたび毎に、これ等の願望嗜欲を遂行するのを自己の目的として存在していた。
二個の相容れざる願望嗜欲が胸に闘う場合も同じ事であった。
従って自己全体の活動を挙げて、これを方便の具に使用するものは、自ら自己存在の目的を破壊したも同然である。
だから、代助は今日まで、自分の脳裏に願望、嗜欲が起るたび毎に、これ等の願望嗜欲を遂行するのを自己の目的として存在していた。
二個の相容れざる願望嗜欲が胸に闘う場合も同じ事であった。