つたの葉の上にとまっていたはちは、先刻の石炭は、いまごろどこへいったろう……。
町の工場へは、まだ着くまいと思っていた瞬間に、トロッコが脱線して、異様な音をたてたかと思うと、こちらへすべってきてすぎの若木のかたわらにひっくり返ったので、すぎの若木は石炭に押されて曲がってしまいました。
ふいのできごとに驚いて、はちは前後を忘れて、かなたの大きな、はんのきのところまで逃げてしまいました。
つたの葉の上にとまっていたはちは、先刻の石炭は、いまごろどこへいったろう……。
町の工場へは、まだ着くまいと思っていた瞬間に、トロッコが脱線して、異様な音をたてたかと思うと、こちらへすべってきてすぎの若木のかたわらにひっくり返ったので、すぎの若木は石炭に押されて曲がってしまいました。
ふいのできごとに驚いて、はちは前後を忘れて、かなたの大きな、はんのきのところまで逃げてしまいました。