少年は、だまって、はちがみつを吸うのを見ていました。
そのうちに、もう甘いみつが、たくさんになかったとみえて、はちは、さも名残惜しそうに、花のまわりを二、三べんも飛んでいましたが、途を迷って、家の内へはいり、あちらの障子につき当たって、そこで、ブンブン羽ばたきをしたのです。
「ばかだな。
少年は、だまって、はちがみつを吸うのを見ていました。
そのうちに、もう甘いみつが、たくさんになかったとみえて、はちは、さも名残惜しそうに、花のまわりを二、三べんも飛んでいましたが、途を迷って、家の内へはいり、あちらの障子につき当たって、そこで、ブンブン羽ばたきをしたのです。
「ばかだな。