もっと広い世界にありとあらゆるものに美を求めたいという心と、また、それらがいかなる調和に置かれた時にのみ正しい存在であるかということを詩としたい願いからでありました。
この意味において、私の書いて来た童話は、即ち従来の童話や世俗のいう童話とは多少異なった立場にいるといえます。
むしろ大人に読んでもらった方がかえって意の存するところが分かると思いますが、あくまで童心の上にたち、即ち大人の見る世界ならざる空想の世界に成長すべき童話なるがゆえに、いわゆる小話ではなく、やはり童話といわるべきものでありましょう。