小川未明 『赤い船のお客』 まだ、おそ咲きのさくらの花が、こんもりと、黒ずんだ森の間から見えるのも、いずれも、なつかしいやるせないような気持ちがしたのであります。 その日も、二郎は独りあてもなく、街道を歩いていました。 車の音が、あちらへ夢のように消えてゆきます。 小川未明の名言・名文を読む 用例を検索する → シェア