しかし、笛はもう、なんの音もたてずに、まったく役にたたなくなってしまったのです。
海や砂山や、空にかがやいている日の光には、すこしの変わりがなかったけれど、天地は急におし黙ってしまって、なにもかも、おしのごとくに見られたのです。
そして、赤い船の影は、波間にうすれて、見えたり、消えたりしています。
しかし、笛はもう、なんの音もたてずに、まったく役にたたなくなってしまったのです。
海や砂山や、空にかがやいている日の光には、すこしの変わりがなかったけれど、天地は急におし黙ってしまって、なにもかも、おしのごとくに見られたのです。
そして、赤い船の影は、波間にうすれて、見えたり、消えたりしています。