夏目漱石 『それから』 「御出になれば分るからって――」と簡潔に答えて、言葉の尻を結ばなかった。 代助は奥へ這入った。 婆さんを呼んで着物を出させようと思ったが、腹の痛むものを使うのが厭なので、自分で箪笥の抽出を掻き回して、急いで身支度をして、勝の車に乗って出た。 夏目漱石の名言・名文を読む 用例を検索する → シェア