小川未明 『海のかなた』 車が、でこぼこの道をゆきますと轍がおどって、そのたびにバイオリンは車の上から悲しいうなり音をたてたのであります。 松蔵は、目に、いっぱいの涙をためて車の行方を見送っていました。 しかしそれをどうすることもできなかったのです。 小川未明の名言・名文を読む 用例を検索する → シェア