夏目漱石 『それから』 絶えず精神に重苦しい暑を感ずるので、屡団扇を手にして、風を襟から頭へ送っていた。 幕の合間に縫子が代助の方を向いて時々妙な事を聞いた。 何故あの人は盥で酒を飲むんだとか、何故坊さんが急に大将になれるんだとか、大抵説明の出来ない質問のみであった。 夏目漱石の名言・名文を読む 用例を検索する → シェア