とうとう、彼は、家のことを姉や、弟とに頼んで、自分は東京へ出ることになりました。
そのとき、彼は、昔から家にあった掛け物や、金銀の小さな細工物や、また、長く仏さまに酒を上げるさかずきになっていた、ひきだしの中にしまってあった利助のさかずきなどをひとまとめにして、それを荷物の中にいれました。
彼は、東京へ出てから、なにかたしになるであろうと、思ったのでした。
とうとう、彼は、家のことを姉や、弟とに頼んで、自分は東京へ出ることになりました。
そのとき、彼は、昔から家にあった掛け物や、金銀の小さな細工物や、また、長く仏さまに酒を上げるさかずきになっていた、ひきだしの中にしまってあった利助のさかずきなどをひとまとめにして、それを荷物の中にいれました。
彼は、東京へ出てから、なにかたしになるであろうと、思ったのでした。