夏目漱石 『それから』 五六分して、代助は兄と共に自分の席に返った。 佐川の娘を紹介されるまでは、兄の見え次第逃げる気であったが、今ではそう不可なくなった。 余り現金に見えては、却って好くない結果を引き起しそうな気がしたので、苦しいのを我慢して坐っていた。 夏目漱石の名言・名文を読む 用例を検索する → シェア