さびしいあざらしは、毎日、毎夜、氷山のいただきに、うずくまって我が子供のことを思い、風のたよりを待ち、また、月のことなどを思っていたのでありました。
月は、けっして、あざらしのことを忘れはしませんでした。
太陽が、にぎやかな街をながめたり、花の咲く野原を楽しそうに見下ろして、旅をするのとちがって、月は、いつでもさびしい町や、暗い海を見ながら旅をつづけたのです。
さびしいあざらしは、毎日、毎夜、氷山のいただきに、うずくまって我が子供のことを思い、風のたよりを待ち、また、月のことなどを思っていたのでありました。
月は、けっして、あざらしのことを忘れはしませんでした。
太陽が、にぎやかな街をながめたり、花の咲く野原を楽しそうに見下ろして、旅をするのとちがって、月は、いつでもさびしい町や、暗い海を見ながら旅をつづけたのです。