「チョット、チョット。
と、時計は、よっちゃんが、昼眠をして目をさますと、頭の上でいつものごとく呼びかけました。
よっちゃんは、そのたびに、びっくりして、ぱっちりとした目で、一度は、きっと時計の円い顔をながめましたが、黒い、長い針を見ると、お菓子のほしいときにも、意地悪をして、なかなか早くは動いてくれないことを思って、もうその顔を見たくもなかったのでした。
「チョット、チョット。
と、時計は、よっちゃんが、昼眠をして目をさますと、頭の上でいつものごとく呼びかけました。
よっちゃんは、そのたびに、びっくりして、ぱっちりとした目で、一度は、きっと時計の円い顔をながめましたが、黒い、長い針を見ると、お菓子のほしいときにも、意地悪をして、なかなか早くは動いてくれないことを思って、もうその顔を見たくもなかったのでした。