あるとき、みんなで木登りをしたときに、善吉はだれよりも上手でありました。
相撲をとったり、走りっこをしたのでは、いつでもいちばんに上手だといわれなかったけれど、木登りにかけては、自分は、だれにも負けないという自信ができました。
ほかのものが、怖ろしがって、低いところで、枝につかまって、それから上へ登り得ないのを見ると、自分は、ぐんぐん上へ、上へと登っても、けっして、怖ろしくないばかりか、ますます気持ちがはればれしくなるのを知ると、なんともいえず、愉快でたまりません。
あるとき、みんなで木登りをしたときに、善吉はだれよりも上手でありました。
相撲をとったり、走りっこをしたのでは、いつでもいちばんに上手だといわれなかったけれど、木登りにかけては、自分は、だれにも負けないという自信ができました。
ほかのものが、怖ろしがって、低いところで、枝につかまって、それから上へ登り得ないのを見ると、自分は、ぐんぐん上へ、上へと登っても、けっして、怖ろしくないばかりか、ますます気持ちがはればれしくなるのを知ると、なんともいえず、愉快でたまりません。