と心に幾たびか叫んで見たが、この粉薬から眼を放してきっと老婆の顔を見返す勇気が出なかった。
私は白い粉薬を見詰ていると、漸々気が変になって、意識が茫然として来て、この儘この粉薬を自分の口に入れはしまいかと疑った。
――この時私は敢て顔を上げては見なかったが――。
と心に幾たびか叫んで見たが、この粉薬から眼を放してきっと老婆の顔を見返す勇気が出なかった。
私は白い粉薬を見詰ていると、漸々気が変になって、意識が茫然として来て、この儘この粉薬を自分の口に入れはしまいかと疑った。
――この時私は敢て顔を上げては見なかったが――。