小川未明 『越後の冬』 暫らく太吉は熱心に気を笛の方に取られていたが、ふと手をやめて窓から外の空合を眺めた。 ただ白く雲自身が凍っているように、眤として空は鈍く、物憂く、日の光りすらなかった。 彼方の方は一面に暗くなって見える。 小川未明の名言・名文を読む 用例を検索する → シェア